歴代 雲林院 寶山(宝山)の作陶・寶山家に伝来する美術工芸品
歴代 雲林院 寶山の主な工芸美術・資料
歴代 雲林院 寶山の作陶・寶山所蔵品の紹介

菊文型菊ノ葉紋様中皿
徳川時代後期のコレクション
粟田地の素地菊の型を作り、大変丁寧に上品に作られ、品よく上絵の菊の葉紋あり

染付安南意急須
14代目 熊之輔(寶山) 作(文化・文政期)
土焼に白化粧をほどこし、磁器の雰囲気を出す
竹、雀の図があり中華風となっており、手には熊之輔と銘あり
寶山12代・13代目頃の時代で作られた煎茶器の中で代表的な良品

陶堆朱写牡丹浮文鉢
11代目 寶山 作(徳川中~後期)
木末漆を盛り重ねて彫り、紋様を出すところを陶器にて彫り紋様を作る
焼成後、漆をほどこして漆器の趣を表す

粟田地徳利菊唐草文
徳川中期
粟田独特の貫入のある粟田地に上絵、低下度釉にて菊紋様をほどこし、焼成

粟田地葵紋様抹茶碗
徳川中~後期
大変薄く水引きされており、粟田地の特徴を良く表現
徳川の葵紋様が三方にほどこされ、上品な京焼の特徴を表す

粟田地梅型梅文小皿
徳川中期
粟田地にて梅型小皿を作り、上絵付にて梅文緑色・紺色をほどこす
大変粟田の趣きのある、古清水と呼んでよい小皿

銹絵輪花型小鉢松図
明治期
粟田地に鉄絵具にて松図と梅を描く
大変小さいながら、品が良く京焼の特徴を持っている

菊御紋金蒔紋土器皿
明治初期 (明治天皇御遷都記念の品)
徳川体制が崩壊し、明治天皇(明治三年)に東京へ御遷都の折に、注文により作陶
土器、釉を掛けずに焼成後、漆にて金箔を菊文につける

黄交趾荒磯紋香合
17代目 昌平(寶山)(明治~昭和初期)
原型を造り、型に取り、型押し造り、浮文様、低い温度の釉にて紫・緑・黄を塗分け、焼成